一人遣いの小さな串人形
「佐伯灯籠」は、五穀豊穣を祈願し、祖霊の冥福を祈る4つの神社の合同祭礼です。人形浄瑠璃は、台灯籠と呼ばれる移動式の舞台で演じられます。体長35cmほどの小さな串人形は一人遣いで、左手で背面に差し込んだ2本の糸が通った竹串を持って首を操作し、右手で胴体を支えます。また、人形の両手に取り付けられた竹ひごで手を動かします。施設・公演情報
佐伯灯籠は平安時代から続く4つの神社の夏祭りで、人形浄瑠璃はその催し物として行われ、独特の構造を持つ35㎝ほどの串人形を1人で操るのが特徴です。旧薭田野町自治会館を利用して設置された佐伯灯籠資料館は、普段練習場として使用されています。